STEP1 ホテリエの転職 はじめの一歩
1 転職の流れを確認する
「転職ってどのようにやっていったらいいの?」
転職とはどのようにすすめたらよいのか。まずステップを知りましょう
(1)転職の目的を明確にする
「なぜ転職したいのか?」を考えてみましょう
リクナビNEXTアンケート調査では、
「給与・昇格の待遇がよくない」44.3%
「会社や業界の将来に不安を感じた」38.5%
「仕事にやりがいを感じなかった」34.4%
が上位を占めています
あなたは・・・?
人生の大事な決定です。転職の目的は何なのか、しっかりと考えましょう
「転職しよう!」と決めたら、この時期にやることは、
今までのキャリアを振り返り、自分の強みを確認し、今後の方向を決めることです
(2)行きたい会社を見つける
転職サイトなどを活用し、条件だけでなく、自分の価値観や興味を大事にして、
行きたいと思う会社を数社に絞り込んでみましょう
リクナビNEXTアンケート調査では、
「仕事のやりがい」47.31%
「希望する職種」46.45%
「給与や昇給などの待遇面」39.35%
が上位を占めています
あなたは、・・・?
「この会社に行きたい!」と決めたら、この時期にやることは、
自分の強みや経験などを最大限にアピールした、職務経歴書を作成することです
(3)職務経歴書など応募書類を送り、面接を受ける
3点セットと呼ばれる「履歴書」「職務経歴書」「添え状」を応募先に送付しましょう
転職する人はだいたい何社くらい面接を受けているのでしょうか?
リクナビNEXTアンケート調査では、
4~5社 23%
5~9社 23%
1社 23%
が上位を占めています
職務経歴書を送付したら、この時期にやることは、
面接に備え、自己PRを整理したり、自分の経歴を簡潔に言えるように準備しましょう
また、筆記試験などの準備もしましょう
面接にあたっては、いままで自分がやってきたことに自信を持って面接に臨みましょう
(4)円満に退職する
内定が決まったら、今の会社を円満に退職することが大事です
自分の仕事の引継ぎ書を作成し、誰が引き継いでもこまらないように早めに準備しま
しょう
転職活動をしている人は、だいたいどのくらいかかっているのでしょうか?
リクナビNEXTアンケート調査では、
3か月 19.57%
1 か月 18.20%
2か月 15.48%
が上位を占めています
内定が決まったら、この時期にやることは、
・退職日を設定し、上司に退職願いを出しましょう
・退職のための各種手続きを問い合わせ、手続きを完了しましょう
特に保険、年金などは、担当に説明を聞きましょう
・後任に引き継ぎをしましょう。後任が決まってなければ仮の人に引継ぎ書で
説明し、あとがこまらないようにしましょう
2 転職に有利な時期とは
「転職ってどのタイミングがいいの? 有利なの?」
転職は、一人ひとりの置かれた状況や環境によって異なります
ここでは、いろんな角度から転職のタイミングや時期を考えてみましょう
(1)キャリアの節目から考えてみる
神戸大学の金井壽宏教授は、
『わたしは、キャリア・デザインは、節目のデザインだけでいいと思っている
それ以上でもそれ以下でもない』 と言っています
仕事の世界での行程や人生行程における節目として次のようなことをあげています
・就職
・最初の管理職や海外勤務
・思いがけない分野への異動
・出向、転籍
・退職
・結婚
・第1子の誕生
・病気
・離婚
・中年になったと自覚したとき (人生の真ん中という意味での節目)
・親しいひとの死
・長期リフレッシュ休暇などの間の大旅行
そして、『こんな人生の道筋の中での大きな四辻(クロスロード)では、ちょっと立ち
止まった方がよい』 と言っています
このように、人生の節目が、転職を考えるひとつといえます
(出典元 『会社と個人を元気にするキャリア・カウンセリング』 より)
(2)求人マーケットから考えてみる
一年のうちで、求人が増える時期はいつなのでしょうか?
単にひとの動きでみると、賞与をもらって退職する人の多い6月と12月の前後、
そして人事異動の多い4月と10月の前後といえます
しかし、通年採用が一般的となった現在では、今までほどこのような季節的な
変動は顕著ではなくなっています
自分で転職を決めたら、まずは動いてみましょう。季節を待つより、その気持ちを
大切にしてください。そして魅力的な求人をみつけたら、すぐに対応することが大事です
(3)労働保険など補償面から考えてみる
労働保険など、損しない時期はいつなのでしょうか?
自己都合で離職した場合、失業給付は、被保険者の期間が、
・1年以上10年未満で、給付日数が90日
・10年以上20年未満で、給付日数が120日
・20年以上で、給付日数が150日
となっており、10年であるか否かで30日も異なりますので、退職日を決めるときは
その点も考慮しましょう
ただ、転職マーケットでは、失業期間が長くなるほど、現場から遠ざかるなどの理由
から敬遠されるケースもあります
失業給付では、一定の条件の下で早期に再就職を決めた場合に、「再就職手当」
などの一時金制度がありますので、失業期間を長引かせず、できるだけ早く転職する
ようにしましょう
(4)家庭の事情などから考えてみる
育児休暇取得や家の購入を考えている場合、どうしたらいいのでしょうか
・育児休暇を取得したい場合
子が1歳(一定条件下では1歳6か月)になるまでの育児休業制度は
すべての企業が導入しなければならない措置義務です
しかしながら多くの企業では取得要件として、「入社1年以上であること」
などが定められていることが見込まれますので、応募先に確認しましょう
・家の購入を考えている場合
銀行で住宅ローンを組むことを考えている場合は、失業中はむずかしく
転職後も1~2年は銀行の審査の関係でむずかしい場合が多いです
勤続年数の長い場合は、転職前に住宅ローンの手続きを済ませておくことを
おすすめします
・会社から住宅資金などを借り入れている(借り入れる)場合
会社独自の制度で住宅資金などを借り入れている(借り入れる)場合は
退職と同時に借りた全額を清算しなければならないので注意しましょう
3 転職活動は在職中?退職後?
転職を考えたとき、働きながら転職活動をした方がいいのか、それとも辞めてからした方が
いいのか、どちらがいいのでしょうか
リクナビNEXTアンケート調査では、
「辞めてから」53%
「働きながら」47%
となっています
しかし、転職後の満足度をみてみると、
「辞めてから」転職活動した人が「成功だった」73.6%
「働きながら」転職活動した人が「成功だった」93.6%
と、働きながら転職活動した人の方が、その後は満足度は高い結果が出ています
理由はいろいろ考えられますが、不安や焦りから自分の判断が鈍るなどして、
早く結果を急いでしまったことなどが考えられます
ここでは、在職中と退職後に転職活動を行なうメリット・デメリットについて考えてみましょう
(1)在職中のメリット・デメリットとその後の満足度
●メリット
・生活について心配がない
・失業期間が短く、履歴上のキャリアが途絶えない
●デメリット
・面接の時間を工面するのが大変。特に地方の場合など
・自分を十分に見直し、職務経歴書作成などの準備の時間がとれない
・仕事優先で、活動が中途半端になりがちになる
(2)退職後のメリット・デメリットとその後の満足度
●メリット
・自由に時間が使えるので、いままでの仕事を十分に見直し職務経歴書など
作成することができる
・遠慮せず活動ができるので、精神的ゆとりが持てる
●デメリット
・収入がないのが不安
・十分に吟味しないで結果を急いでしまう
「在職中」「退職後」のメリット・デメリットがまったく逆になっているのがわかります
これらから、時間的にも、精神的にも、経済的にも、「余裕」を持って臨むことが
大事といえます