STEP7 円満退職の仕方
1 退職願
Point
・自らの意思が固まるまでは動くことは避けましょう
転職先企業から内定をもらい、気持ちの整理ができてから退職についての行動を
開始しましょう
・意思表示は退職希望日の1,2か月前には伝えましょう
まずは一番初めに直属の上長に口頭で伝え、あらためて退職日について相談し、
引継ぎなどを考慮したうえで、退職日を決定しましょう
・退職日が決定したら、基本的には就業規則に従い、退職願いを提出しましょう
退職願いは、必ず会社指定のフォーマットを使いましょう
退職理由は簡潔に「一身上の都合」とし、具体的な理由を記載する必要はありません
・退職発表については、上長の指示に従い、むやみに伝えないなどの注意が必要です
ただし、世話になった方などには、発表前にお知らせするなど誠意を持って行動する
ことが大切です
・民法上は2週間前でも問題はありませんが、基本的には会社の就業規則に従い
ましょう
2 引継ぎ・挨拶
Point
・引継ぎは大変重要なことです
これまでにも十分にノウハウや情報を伝えてきていると思いますが、あらためて文章
にして引き継ぐことが大事です
いわばあなたがやってきた業務の集大成ともいえるものです
・あらためて今までの業務を客観的に見直し、「やってきたこと」「その背景や意図」
「今後のこと」もしくは「できていない部分」などをしっかりと文章にして伝えましょう
「飛ぶ鳥跡を濁さず」、あなたの在職中の最後の仕事となりますので、手を抜かないで
しっかりとやりたい部分です
・取引先など外部への挨拶はとても重要です
後任者が決まったらできるだけ早く同行して、挨拶とともに後任者を紹介しましょう
社内についても、重要な人にはできるだけ挨拶に出向きましょう
時間がない場合は、後日はがきなどで御礼を込めたご挨拶を出状しましょう
3 退職への整理
Point
・退職日には机のなかをすべて整理できているよう、余裕をもって整理していきましょう
特に、情報の取り扱いには細心の注意が必要です
-会社で得た情報はすべて会社のものです
顧客情報などを個別に持ち帰ることなどは法律に違反することです
業務上交換した名刺や自分の名刺もすべて会社に残すものです
-引継ぎ書類、廃棄書類を整理しましょう。機密書類は特に扱いには気をつけ
ましょう
-コンピュータのメールを含むさまざまなデータについても社内規定に従い整理
しましょう
データ消去などは、第三者立ち合いのもとに行うことをおすすめします
4 事務手続
Point
・通常、退職手続きを行なうと、担当部門から退職についての事務手続きの案内が
きますので、案内に従い、手続きを行ないましょう
揃えないといけない主な書類は以下のとおりです
-「雇用保険被保険者証」
転職先で入社時に提出する書類のひとつです
転職先が決まってない場合は、失業手当を受け取る際に必要となります
-「離職票-1及び離職票-2」
転職先に提出する書類です
転職先が決まってない場合、ハローワークで失業給付の手続きを行なう
際に必要です
法律により、会社は離職後10日以内にハローワークに届出て、「離職票」を
交付してもらいます
その後みなさんの手元に書類が送られてきますので、1週間程度が過ぎても
会社から書類が届かない場合は、ハローワークに相談しましょう
-「年金手帳」(または厚生年金被保険者証)
転職先に提出する書類となります
転職先が決まってない場合は、国民年金に加入する必要があり、その際
必要な書類です
-「退職時の源泉徴収票」
退職時に限らず年末に送付される場合もありますので企業に確認しましょう
所得税の確定申告に必要な書類です。大切に保管しましょう
また、入社時に提出書類のひとつとしている会社もあります
-「健康保険任意継続被保険者資格取得申請書」
退職後、転職先が決まっていない期間の医療保険として、元の会社の
健康保険に継続して加入したい場合は、当該申請書を社会保険事務所か
健康保険組合に提出します
「任意継続被保険者」として最長2年間加入できます
手続きの注意点としては、退職の日から20日以内に届出が必要であり、
また保険料は全額本人負担となります
-「退職証明書」
国民健康保険に加入の際、必要な書類となります
扶養対象となる場合にも必要となります
・上記以外にも重要な書類がたくさんあります
ひとつひとつ確認しながら必要な手続きを行なっていきましょう
・社員証、名刺、制服、定期券等々、会社から支給されていたものは、基本的に
すべて返却しましょう